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岡山大学病院 (取り組み事例:肝疾患医療従事者研修会 報告)

第28回岡山県肝炎医療従事者研修会・令和6年度地域肝炎対策フォローアップ研修会・令和6年度肝炎医療コーディネーター研修会を開催

この度、第28回岡山県肝炎医療従事者研修会・令和6年度地域肝炎対策フォローアップ研修会、令和6年度肝炎医療コーディネーター研修会を開催しました。 昨年度に引き続き、ピュアリティまきびにて現地開催しました。ご参加いただいた56名の皆さま、ありがとうございました。

プログラム

  • 基調講演 「ウイルス性肝炎・肝がんの撲滅に向けて -肝炎医療コーディネーターへの期待-」
    国立研究開発法人国立国際医療研究センター 肝炎・免疫研究センター長 肝炎情報センター長 考藤 達哉先生
  • パネルディスカッション① 「倉敷成人病センターの取り組み」
    一般財団法人 倉敷成人病センター 臨床検査技術科 臨床検査技師 石川 綾子先生
  • パネルディスカッション② 「当院における薬剤師のB型肝炎ウイルス再活性化予防対策と、今後の取り組みについて」
    岡山大学病院 薬剤部 薬剤師 河井 花菜子先生  
考藤先生のご講演では、まずB型肝炎の治験の進行状況や、日本のウイルス性肝炎対策が諸外国と比べてどのように評価されているのか等、現状をご解説いただきました。
検査受検率は向上しているが、治療介入に至る患者数との間に大きなギャップがあり、未受診者を専門医に繋げるという課題に対し、取り組みを強化する必要性について考えさせられました。
また、肝炎医療コーディネーターの養成や活動について様々な自治体の取り組みをご紹介いただき、肝臓専門医やかかりつけ医と、肝炎医療コーディネーターの連携がいかに重要か、再認識することが出来ました。
 
パネルディスカッションでは、各医療機関における、肝炎患者拾い上げシステム構築や運用方法についてご紹介いただきました。
石川先生からは、今年度新しく構築した拾い上げシステムの、成り立ちから受診に繋がった例について、河井先生からは、カルテを用いた拾い上げ活動における現状について他院と比較しながらご発表いただきました。
構築・運用が難しく、課題も多い拾い上げシステムですが、「当院でもシステムを作っていきたい」という声も聞かれ、活動の普及に繋がったと感じられました。

また、今年度も「おかやま肝炎医療コーディネーター活動レポートシステム~肝活~」にて、活動内容入力数の多い上位3名を表彰しました。
倉敷中央病院 小川様、医療法人天和会 松田病院 齋藤様、岡山大学病院 亀川様、おめでとうございました。
コーディネーターの皆さま、これからも肝活の登録、活用をぜひお願いします!

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