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熊本大学医学部附属病院 (取り組み事例:熊本震災における肝疾患センターでの対応)

熊本震災における肝疾患センターでの対応

A)薬、診療についての情報収集(抗ウイルス薬および指定難病関連薬)

  1. 薬剤師会より各日公表されていた営業中の薬局に、抗ウイルス剤の在庫あるいは入手の可否について電話で確認した(阿蘇、益城、八代地区)。
  2. 薬を紛失した場合や助成手帳を紛失した方への対応は、県庁、厚労省に確認した結果、手帳なしでも処方可。再処方も可となった。
  3. 被災された患者さんからの処方依頼への対応を、関連病院および消化器内科同門会員に電話およびFaxで依頼した。

B)患者さんへの内服継続の注意喚起(HBV,HCV抗ウイルス薬について)

  1. A4サイズのチラシ(次スライド)を作成し、DMATの医師に避難所への配布と避難されている方への声かけを依頼した。(実際は県庁感染対策課を通じてDMATへ依頼した)
  2. 大学広報担当よりテレビ、ラジオでのテロップなどでの放送を依頼した。

熊本地震1

熊本地震2

C)患者さんへの情報発信 

  1. Facebookを作成し、既にある肝疾患センターのHPと併せて薬局情報、薬や手帳を紛失した場合の対応について告知した。
  2. チラシに、薬や手帳を紛失した場合の対応についても掲載した。
  3. テレビ、ラジオでのテロップなどでの放送を、NHKや民放に依頼した。
  4. 患者団体に連絡し、患者団体での広報活動を依頼した。

D)同門会員、肝炎コーディネーターとの連携 

  1. メールアドレスを登録されているコーディネーターにe-mailを用いて連絡し、可能な限り各施設の被害状況を収集した。
  2. 関連病院および消化器内科同門会員に電話およびFaxで連絡し、被害状況を確認するとともに、被災された患者さんからの処方依頼への対応をお願いした。

熊本地震3